2007年7月31日

ムングモリト2日目

次の日、朝から釣り、釣り、釣り三昧。しかし、残念ながら雨模様。といっても降ったり止んだりのはっきりしない感じなのだ。





左からアッツァー君、ボトルさん、番人、ホイガさん、バディさん


朝食後、橋の上からフライフィッシングでハリオス狙い。 面白いくらい釣れる。そして、それを餌にレノック、タイメンを狙う。俺はハリオス似のサスペンドミノーでルアーフィッシング。 ひととおり探ってみるもノーバイト。

しかし、橋の上から1匹のタイメンらしき魚影を発見!橋脚回りを泳いでいる。1メートル前後だろう。 モンゴルに来て初めてタイメンに遭遇した。みんなで殺気立ったのでさすがにプレッシャーが高い。やがて橋の上流部にある流木の下に隠れてしまった。


昼食は牛肉の缶詰を入れたインスタントラーメンのごった煮。そしてハリオスの塩焼き。 ハリオスはタンパクで臭みもなく、非常に美味しい。ナイフを駆使して刺身にしてあげた。塩をつけて食べてみたがキス、コチ、ヒラメに似たような感じ。


昼食を終えると、ライフルで試射会が始まった。




単発小口径で相当使い古した感じ。 15メートルほど先にビールの空き缶とウォッカの空き瓶を置き、倒木を支えにしてホフク前進の姿勢で狙った。まずはバディさん。パンという乾いた音とともに薬莢が飛び出す。残念、当たらなかったようだ。続いて俺。少し緊張気味に引き金を引いた。空き缶の方に当たった。最後にホイガさん。見事ウォッカの空き瓶を粉砕。さすが持ち主。


しばらく遊んだ後、橋の番人に案内され先日3匹のタイメンを見たという場所へ車で移動した。そこでもルアーでひととおり探るもノーバイト。 なかなか大物は簡単には釣らせてくれないのだ。 あまりの釣れなさにバディさんとアッツァーは夕寝に入った。俺はしばらく粘ってみたがダメなものは駄目。続いて夕寝に入った。


小1時間ほど寝て起きると、ホイガさんとボトルさんがいない。そしてバディさんとアッツァーが起きていて番人と話していた。なんと、番人が野豚を差し入れしてくれたのだった。我々への歓迎の印なのだろう。


そして、しばらくするとホイガさん達も戻ってきた。車で近くにハンティングに行っていたようで、なにやら小脇にぶら下げている。マーモット(モンゴル語でタルガバン)という動物でプレーリードッグみたいな感じ。ボトルさんが仕留めたようだ。 バディさんが「ベリーデリシャス」と言っている。

昨日から会話の中で「タロバカ、タロバカ」と言っていたのは俺のことではなくタルガバンのことだった。

残念ながら俺が仕留めたものではない。


日も暮れ始めた頃、いよいよ今夜の晩餐の支度に入った。まずはホイガさんがマーモットの腹を開き腸を取り出し始めた。興味津々にその過程をずっと見ていたが、それがいけなかったのか食欲がなくなってきた。バディさんが取り出した臓器の一つをそのまま飲み込んだ。胆のうのようなものだろう。 続いて毛をバーナーで燃やしていく。これが結構根気のいる作業で、燃やしてはナイフで燃えカスをそぎ落としを繰り返し、30分ほど続けた。燃やし終わると皮が縮んで硬くなっていった。 水を張った鍋には塩とスパイスを入れてある。そして焚き火の中には石を放り込んである。 半丸焼き状態のマーモットを骨ごとブツ切りにし消化器官以外すべて鍋にぶち込んだ。 水分がなくなるくらいまでグツグツ煮込み、そのあと熱した小石を鍋にぶち込んで蒸し焼きにする。15分ほど蒸せば出来上がり。脂肪分が多く、鍋の中には厚さ1センチほどの油が浮いている。蒸し焼きにしている間に番人から頂いた野豚の毛もお持ち帰り用として焼いておいた。


みんな各々ナイフ片手に手づかみで食した。
まずはレバーと油身をナイフで削いで一緒に食してみたが、ほのかにクセがある。旨いが脂がしつこく、さすがに沢山は食べられない。続いて肉。同じくクセがある。何の匂いだろう。牧草の匂いだろうか。モンゴルでは御馳走で、おそらくあのクセがなんともいえない美味しさなのだろう。

食事を終えて夜釣り開始。マウスルアーを橋脚のそばへ通すと5投目ぐらいでガボッという音と同時にロッドにテンションがかかる。焦って早合わせしたため食いが浅く、フッキングには至らなかった。おそらく昼間に見たタイメンだろう。その後何度か同じところにルアーを通すが反応はなかった。悔しい、本当に悔しい。悔しさのあまり、しばらく足の震えが止まらなかった。


すでにみんな諦めて寝ている。俺も一度はシュラフに入ったが、どうしても悔しさが残り、ひとりで暗がりの中1時間後にもう一度トライしてみたが残念ながらアタリはなかったのだった。。。

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