珍道中1日目
金曜日朝7時、ホイガさんが迎えにきた。8時と約束したはずなのに。。。
いよいよ珍道中の始まりだ。今回は遠征ではなく敢えて珍道中としよう。
まずはホイガ号に乗り、サウナの先にあるマンションへ向かった。そこにホイガさんの友達たちが住んでいて合流したのだ。
全員の名前はわからないが軽く紹介すると、
一人目がホイガさんの中学の同級生、バトゥさん。小太りで育ちが良さそうだ。英語OK。
二人目はバトゥさんの弟さん。若干日本語の決まり言葉ぐらいはしゃべれる。ランクルの運転手。
三人目は最年長60歳の「寄り切りました!」さん。相撲好きでいつも腹巻にハエ叩きを差している。
四人目は、、、あまり話さなかったのでわからないが50歳くらいだろうか。常にマイペースな感じ。
左からバトゥ弟さん、「寄り切りました!」さん、ホイガさん、バトゥさん、マイペースさん
そして、ホイガさんと俺の計6名、ランクルとホイガ号で一路、カラコルムの先100キロのオルホン川を目指して出発した。なにしろ片道500キロ12時間の長旅なので、比較的きれいな道は俺が運転して、少しでもホイガさんの負担を減らしてあげたのだ。
市内で食料を調達後、すぐに郊外へ出た。火力発電所までは以前にも通った道なので覚えていた。そこからはいつもの如く穴ぼこだらけの悪路で、見えるのは山、草原、山羊、羊、牛、馬、たまにゲル。さすがに見慣れてしまい感動は薄い。
昼ごろにようやく休憩。小さな集落で羊のスープとマントゥを食す。先は長いのでそそくさと出発。
ランクルとホイガ号は並走するには能力が違いすぎるので、ランクルが先行し、ホイガ号が追いつたらそこで休憩を何度か繰り返す。モンゴルの休憩とはトイレ、おやつ、ウォッカの3点セットである。
カラコルムの町を見渡せる丘の上で休憩。ここまで400キロ弱。
ここからの休憩は餌のバッタ捕獲のための休憩である。みんな総出でいい大人が草原を這いつくばってバッタを捕まえている姿は傍から見たらさぞかし滑稽だろう。しかし重要な作業なのでみんな一生懸命なのだ。ここではじめて寄り切りました!さんのハエ叩きはバッタ採りのために持っていたものだとわかる。小さいものは小指の先ほど、大きいのは殿様バッタで5センチ近くあり、ペットボトルや空き瓶にいっぱい捕獲した。自分はルアーとフライが専門だがやはり生き餌が最強なので、いざという時用にいっしょになって捕まえた。
近くのゲルに住む子供たち。休憩中にやってきたので快く菓子パンをあげた。
しばらくわだち道を走っていると、道に交差するように横一列に石が連なっている。帰ってからガイドブックを眺めていたら判明したのだが、オンギ遺跡のバルバルと呼ばれる石の列のようだ。
そう、このあたりは世界遺産にも登録されており、いたるところに遺跡や史跡があるらしい。
日も陰り始めたころ、ようやく目的地に到着。
オルホン川を望む切り立った崖の上でキャンプすることになった。(行ったことないが)北欧の渓谷のような素晴らしい景観なのだ。魚の気配もムンムン。
まずは薪集め、そして夕食の準備とこのあたりの作業は非常に皆さん手慣れている。
メニューは例の如く羊の肉うどんである。バトゥさんは料理が趣味で、野菜の手さばきやスパイスを使った味付けもちょっとしたシェフのようだった。当然旨い。
ここでトラブル!ホイガ号のカギがねじ曲がり欠けてしまった。みんなでああだこうだと話しているが、モンゴル語なのでわからない。しまいにはキーボックスの中で鍵が折れてしまった。
しばらく試行錯誤していたが、結局、先細のラジオペンチでなんとかキーボックスを回せてエンジンをかけることができた。ちょっと安心。
これから先はこのラジオペンチがホイガ号のカギとなったのだった。無論、ドアのロックはできない。。。
食事を済ませ、辺りはすっかり暗くなってきたので、みんなで崖下のポイントで釣りをすることにした。
狙いはもちろんイトウである。タックルはモンゴルでサトが買った安物ロッドに6000番のリール、ラインはPE30LBにマウスルアー直結である。暗くて状況がほとんど見えないところで1時間ほどキャストしてみるが、この日はノーバイト。早々にあきらめて明日に備えて寝ることにした。
しかし、ここでまた一つ驚かされた。エアマットにシュラフだけ?テントは無。まさに野宿である。
雨が降ったらどうするのだろう?虫は?野犬や狼は?など心配してもしょうがない。郷に入りては郷に従えなのだ。
草とフンの上にエアマットを敷き、みんな川の字で崖っ淵に寝たのだが、そんな心配もよそに、ウォッカと移動の疲れで即効寝られたのだった。

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