2008年8月27日

フブスクル湖遠征6日目

前日同様、セレンゲ川が濁り気味だったので、チョロート川とムルン川の合流地点まで上って行くことになった。サトには難儀な道のりとのことで、今回は俺とホイガさんの二人だけなのだ。
キャンプサイトから2つ奥に見える大きな山を目指してひたすら歩くという。

準備も早々に済ませ、一緒に行けずに不貞腐れているサトを尻目に朝8時出発。

前夜に歩いた獣道と崖際をゴム長を履いた足でさらに歩き進む。

1時間ほど歩いたところで一服。崖に腰掛け、汗でビショビショになったTシャツを脱ぎ捨て、岩の上で乾 かしつつ、帰りにピックアップすることにした。

川沿いの崖際を歩き終わると、しばし石河原が広がり、そこから少し山間に入って行った。
ここからが実にしんどかった。岩山をゴム長を履いてのハイクアップなのだ。

歩き始めて2時間。這うようにしながら、ようやく岩山の山頂まで登り終えた。
山頂からは、はるか遠くの方にサト達が待つキャンプサイトが豆粒のように見えた。
そして、反対側にはチョロート川とムルン川の合流地点が見える。さらに1時間ほど歩きそうだが、目標地点が見えると俄然やる気も変わってくる。

足もとに気をつけながら下山し、草原地帯を横切ると、ようやく目標地点に着いた。

広い河原に腰を下ろし、汗だくの上着を河原に脱ぎ棄て、早速タックルをセットした。
タックルはモンゴルで購入した振り出し竿にアルテグラ6000番、30ポンドPEライン直結。
ここは上流に向かって右側からムルン川、左側からチョロート川が合流し、セレンゲ川と名前が変わるポイントである。

ムルンの水質がクリアで、チョロートは濁り気味。ムルン側に向けてフラッシュミノーを数投キャストすると、急にロッドが重くなった。

ヒーット!!

思いのほか、すんなり寄ってきたので最初はレノックかと思ったが、、突然反転し、リールからラインが出されたので、これは大きいと感じる。
さらに、その大きさを痛感することになる。水面をジャンプする様はメーター級のタイメンではないか。ホイガさんも「タイメン、タイメン!」と叫ぶ。

がしかし、痛恨のラインブレーク。

肝心な時にPEライン直結なんてしてしまったため、ルアーの根元で切られた。
逃げたタイメンからルアーがうまく外れることを祈りつつ、自分の不甲斐なさに頭にきた。そして落胆した。。。

しばし手の震えがなかなか止まらなかった。

ホイガさんからナイロンラインをもらい、PEにリーダーシステムをダブルラインで組む。最初からこうしておけば。。。

合流地点から少し下流のポイントに移動して対岸のよどみを狙っていると足元で60センチ級がヒットするが、フックアップならず。ヒットルアーはアユカラーのショアラインライナーである。

続いて、合流地点からムルン川の方に少し上ったポイントで、しばしバッタを餌に浮釣りでハリオス、レノック狙い。
するとホイガさんがタイメンを発見。ミノーに変えてタイメンが見えたポイントに数投ルアーを流してみると、60センチ級がヒット、今度は慎重にやり取りしながら無事ゲットすることができた。
最初にヒットしたのに比べると、まだまだ子供だが、タイメンはタイメンである。念願のご対面(タイメン)なのだ。

釣り上げたタイメンのフックを外そうとしていると、背後から馬に乗った地元警官が二人近付いてきた。
ホイガさんとの事前の打ち合わせ通り、俺は耳が不自由なモンゴル人で、ホイガさんの弟役を演じることになる。
どうやら外国人の釣り人はお金を払わなくてはならず、しかもタイメンは釣ってはいけないらしい。

ということで、フックを外しそのままリリース。ホイガさんがバツが悪そうに警官と話している中、俺は一言も言葉を発せず、耳が不自由なホイガさんの弟を演じきったのだった。

警官が引き揚げたので、ホイガさんと「釣り上げたぜ、タイメン!」「バレずにうまくやり過ごしたぜ!」といった感じでハイタッチした。

写真で残せなかったことを悔やんだ。
その後、合流地点を少し攻め直してみたが、ノーバイトだったので引き揚げることにした。
また3時間かけて戻ることを思うとゾッとしたが、しゃーない。

ということで、往復6時間の藪こぎ、岩山ハイク、実釣3時間のツアーは終了。

夕暮れ、バテバテでサイトに戻りタイメンは釣れたが持って帰れなかった事など一部始終を語った。が、しかし。サトを置いて行ったからバチが当たったのだとか。思い出したか、またすっかりご機嫌斜めなのである。余程行きたかったのだろう。

はぁ~、ヤタラガッタイ(面倒くさい)。。。 

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