みんなでピクニック
ウランバートル市街から南東に10キロほどのところにある山へピクニックに行ってきたのだ。
今回は総勢20名ほど。大所帯である。
サトの送別会とDCの社員の子達の慰労を兼ねて、チメゲさんが企画してくれたのである。
ということで、朝8時、日帰りのピクニックに出発。
乗用車3台での移動なので、当然定員オーバー。若い子達はトランクインである。
我々の車はチメゲ号で、ジョローチはガンゾー。
人と食糧で満載の車をゆっくりと走らせること30分。トール川の橋を渡り、舗装路を外れると山に向けてダート道に入って行った。
山の中腹には現在建設中のスキー場があり、その脇を登りぬけると、怪しげな建物がいくつか見えてきた。一見ラブホっぽいが、モンゴル人御用達の保養所兼天体観測所のようだ。
到着後、さっそく保養所の中の部屋を借りて、これまた定番のパン、ハム、ピクルスの軽食をとりながら、ビリヤードや雑談でしばし盛り上がる。
ビリヤードはモンゴルでも一般的な娯楽だが、道具の質は悪い。キューは曲がってるし、ラシャは浮いてたり破れてたり、球も傷だらけで、まっすぐ打ってもわずかに曲がる。
ゲームはエイトボールで若干ルールが異なるようだ。
女性陣の果てない談話から良い都合で逃げた男性陣である。
昼になり、1階の食堂でゴリヤシとアズが出てきた。ゴリヤシはヤギ肉ということで臭いがキツイがモンゴルでの食事ということで、おいしく頂いた。
厨房のコックが一人で20人前を一気に作らされたので、事前に聞いてないよ!と、ちょいキレぎみ。
午後は保養所の裏手にある丘に寝そべりながら恒例のアルヒ祭。
アマル君がウォッカの瓶を片手にみんなに振る舞っている。アマル君の助手としてアマル夫人が片手にウォッカの入ったカップ、片手に水の入ったカップ(ペットボトルを切って作った器)を持ち、ターゲットを確実に沈めていく。
見事な連携プレー。そして慣れている。誰も逃れられないのだ。
基本的にモンゴルではウォッカは1瓶空かないと終わらない。だが終っても次の瓶が出てくる。そう、まさにエンドレスなのだ。
サトの会社は女性が多いので比較的少量で終わる。モンゴル人も特に女性は好んではウォッカを飲まないようだ。みんな渋顔である。
しかし、転がったビールとウォッカとワインの空き瓶は充分な量だった。 結局みんなモンゴル人、酒が強いのである。
そして、同時にホルホグの準備に取り掛かった。(朝から食ってばっか)
ホルホグの調理法は以下の通り。
1.骨付きホンニーマハ(羊肉)をナイフでざく切りし、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを洗って下ごしらえする。
2.ホルホグ用の圧力鍋に浅めに水を入れ、焼け石を投入。同時にホンニーマハを入れ、軽く塩で下味をつける。そして、鍋ごと左右に大きく揺さぶり、石と肉を中で混ぜ合わせる。そして鍋を火にかける。
3.1時間ほどしたら、野菜を丸ごと投入。合わせて塩で味付けする。
4.さらに20分ほど蒸しあげ、野菜に火が通り、ゆで汁がわずかに残るぐらいまで水分が飛んだら出来上がり。
5.鍋から石を取り出し、手の上でアッチッチッとお手玉をする。(手に油が染み、遠赤外線効果で血行 が良くなる、モンゴルの健康法、後は手の消毒も兼ねて)
相当なパワーで蒸しあがった肉はすっかり柔らかくなり、塩味と野菜の旨味も加わってウマいのなんのって。
男女問わずみんな、手を油ギトギトにしながら貪り食う姿はいかにも動物的、野性的である。
アルヒも入ってみんな上機嫌。歌好きのバタマーとゾローが歌いだすみんなも続く。
歌う、歌う、そして歌う。
いつでもどこでもモンゴルでは歌が付き物だ。アルコールが入れば更に歌は続く。
田舎へ行ってもそうである。モンゴルのこういう時間はすごくいい。飲んで歌ってゆっくりとした時間の中、静かに陽が落ちていく。
勢いは納まらずそのまま保養所の中にあるカラオケルームに直行。
2,3時間みんなで歌いまくった。カラオケには日本の曲も多数あり、みんな日本の曲をよく知っている。俺とサトの方が全然知らないのだ。(我々は日本人じゃないそうだ...)
辺りがすっかり暗くなったので、チメゲさんが星を見に行こうと言ってきた。だが、他の面々は歌い足りないらしく、カラオケルームからなかなか出てこない。
そして結局、なぜか俺とサトだけが、天体観測ツアーに参加していた。 (すっかり観光客)
夜9時過ぎ、他のモンゴル人ふたりといっしょに観測所の係員に連れられて、天体望遠鏡を担いで丘の上に向かった。英語で説明を受けるが、星の名前やら年齢やら距離やら言われてもマニアックすぎてパッとしない。
続いて大きな天体望遠鏡のある塔へ。だが、当日は満月に近く明るすぎ、しかもうす曇りというコンディションだったため、正直あまりよく見えなかった。係員いわく、「星を見るのは冬が一番だから、今度は冬に来い」と。
小1時間ほどでツアーを終えると、アマル君とガンゾーが迎えに来ていた。
カラオケ組も終わったようで、歌いまくったバタマー達はすっかり声を嗄らしていた。
夜11時半、市街まで戻ってきた。ガンゾーはジョローチということで酒もほどほどに、最後までみんなを送り届けるらしい。えらいのだ。モー フンではない。サェン フンである。
チメゲさんをはじめ、みんなに感謝の一日であった。 本当に楽しかったありがとう。

2 件のコメント:
im your favorite reader here!
when will you go online?
コメントを投稿